Graphit-iCコーティングとは、英国TEERコーティング社より導入したCFUBMSIPシステムによる、固体潤滑材であるカーボンと金属とを積層したマルチレイヤー構造を有するコーティングです。
低摩擦性や耐摩耗性を向上させるだけでなく、中間層としてカーボンと金属の傾斜組成層を有するため、基材との優れた密着性を付与することが可能となります。
従来からあるプラズマCVDやアークイオンプレーティング方式のDLC膜に比べ、摩擦係数が低く、耐荷重性も高いため、より広範囲な分野に応用可能です。
また、MOSTコーティングとの使い分けとして、オイル・水中、高湿度などの広範囲の環境下で使用可能なところが特徴と言えます。


◆特徴
摩擦係数:0.05〜0.12と非常に低い値を示します。
     特に水中では0.05、オイル中では0.09と低い値を示します。
密着性:スクラッチ試験による臨界荷重値は、70N以上を示します。
硬さ:マイクロビッカースによる測定値は、2000〜2500Hvを示します。
耐熱温度:350℃まで優れた摺動性を示します。
膜厚:1.5〜2.5μm(傾斜組成層含む)
表面抵抗:0.1〜0.2Ω


Close Field Unbalanced
Magnetron Sputter Ion Plating system

◆用途
自動車エンジン部品、弱電機構部品、機械摺動部品、カッティングツール、パンチ、金型摺動部品、他



MoSTへ >>
<< General Surface Indexへ